檀家様や一般の方からよく尋ねられることについて、お答えします。

Q.仏壇のお線香は何本供えればいいのでしょうか?
A.お線香は、本来粉末であるお香を固めて棒状にしたものです。お香を供えることは、香りを供えることです。それを考えると、本来は本数にこだわる必要はないということになります。
しかし、枕経やお通夜には、1本線香という形があったり、3本にして「仏・法・僧」に供えるなどと言われてもおります。普段はあまりこだわらずに、心をこめて2~3本お供えされたらいいと思います。長いお線香は折ってもよろしいですし、立てなくて寝かせてもかまいません。
一番大切なのは、おだやかな心で仏壇に向かい、香を供えることですね。

Q.お焼香は何回すればいいのでしょうか?
A.お焼香の回数も、真言宗では特に厳しく決められてはいません。他宗の浄土真宗本願寺派は一回、大谷派では二回、押し戴かずに行う・・・というように本山で規定している宗派もありますが、真言宗の場合は、特に決められてはいません。
「少し押し戴いて、多くても3回」というのが、通常私達がおこなっているお焼香です。
もちろん、お線香の場合と同じように心をこめることが大切なことです。

Q.法事の時の持ち物はどういった物が必要ですか?
A.お位牌、供物(果物または故人の好きだった物)、お花(本尊様用とお墓用)
※本尊様用をそのままお墓にお持ちになるのも結構です。